がんと喫煙との関係について、これまで数多くの疫学調査や動物実験がおこなわれてきました。その結果、肺、食道、膵臓、口腔、中咽頭、下咽頭、喉頭、膀胱のがんについては、喫煙との因果関係があると判断されています。
また最近の研究から、喫煙によるガン発症のメカニズムも明らかになりつつあります。そのメカニズムとは・・・ズバリ遺伝子変異です。
タバコの煙に含まれるベンゾピレンなどの発がん物質は体内で活性型に変化したのち、 DNAと共有結合をしてDNA付加体を形成します。このDNA付加体がDNA複製の際に点突然変異やDNA鎖の断裂などの遺伝子変異を引き起こすのです。
こうした遺伝子変異が、がん遺伝子、がん抑制遺伝子、DNA修復遺伝子などに蓄積することにより、細胞ががん化すると考えられています。
タバコから電子タバコに変えてみると、がん発症のリスクを抑えることができるかもしれません。

